今回は、現役不動産営業マンが建てた「家の間取り図」を公開します。
仕事柄、毎日のように図面を見たり、実際に物件を見ている現役不動産営業マンが、一体どんな間取りで家を建てたのか?
これからハウスメーカーで家を建てる方や、建築条件付き土地を購入して設計の打合せをされる方等、少しでもヒントやアイデアが浮かぶようになればと思います。
ご夫婦やご家族全員の希望が全て叶う間取りをしようとすると予算オーバーになったり、そもそも土地面積が足らず、妥協しないといけない部分もあり、限られた条件の中で決めていかなくてはなりません。
しかも、設計の打合せは「1回〇〇万円」等、打ち合わせだけで料金を徴収するハウスメーカーもあるので、極力打ち合わせ回数は減らしたいもの。
設計の打合せを行う前に、インターネットや参考資料等で、間取り図のサンプルを徴収し、それを土台にして設計士に間取り図を作成してもらおうと考えている方もおられるかと思います。
まずは各種概要から
玄関収納はもっと広いほうがいい?
最近のトレンドといたしまして、玄関に容量の多い「玄関収納」を設置される方が多くなり、『やっちん』も「玄関収納」を採用しています。
収納する物は、
- 子供の外遊び用のおもちゃ関係
- ゴルフバッグ
- ベビーカー
- アウトドア用品
- ハンガーパイプを設置しているので、そこにカッパ等の衣類系
上記内容であれば、間取り図のように約1.5帖の広さでも対応できるかと思います。
しかし、妻は不満なようで、出来上がりの「玄関収納」を見て
「もっと広いかと思ってたわ・・・」
とポツリ・・・
築後1年経過し、増えてくるのは子供関係の物で、外遊び用のおもちゃや、昆虫採集グッズが多くなり、正直約1.5帖の広さだともうパンパンです。
もう少しゆったりとした収納であれば、2帖~2.5帖は欲しいなーと思います。
しかし、他で削られてしまうので、悩ましいところですね。
逆の発想!? リビングに大きな窓はいらない?
間取り図ではないですが、リビングには大きな掃出し窓があるのが通常かと思います。
しかし『やっちん』は採用しませんでした。
西側に2台分駐車場をもってきたので、南側はすぐ道路になります。
道路と言っても交通量の多い道路ではなく、宅地分譲地内の道路ですので、人通り・車通りは殆どありません。
しかし、リビングの外がすぐ道路なので、「どうせカーテンも開けられないのであれば、いっそ大きな窓はいらないやっ!」
と思い、代わりに横滑り窓を3ヶ所設置にしました。
これには妻も同意してくれ、共働きで、子供も保育園で、昼間あまり家にいてることが少なく、掃出し窓を採用しない代わりに、その部分に家具等もおけるので、これは良かったと思います。
※隣の和室部分と自動車車庫部分には、掃出し窓を採用しました。
夫婦そろってマンション上層階の生活に慣れていたので、外からリビングが丸見えになるのが嫌だったのが大きな理由です。
男の憧れ?ビルトインガレージ
男の憧れ!ビルトインガレージ!
とまではいかなかったですが、構造体での屋根が欲しかったので、上記のような車体の半分ぐらい隠れるビルトインガレージにしました。
車がすっぽり入る広さのビルトインガレージだとオプションでかなり費用が高くなるので断念。
車をそこにとめなければ、自転車等も雨にぬれず停めておけるので、個人的にはおすすめです。
カーポートでもいいかもわかりませんが、不動産会社に勤めていると、台風や風が強い日に「カーポートの屋根が破損しましたっ!」というクレームを良く聞きます。
どうしてもイメージが悪く、後付けのカーポートは検討から除外。
マンションと同等かそれ以上のベランダが欲しい!!
2階でこだわったのは、ベランダのみっ!
共働きの世帯ですので、1階庭で干すことは全く考えず、ベランダを広く取り、洗濯物を干せるスペースを考えこのような形になりました。
やはりマンション生活が長かったため、マンションのバルコニーは広く沢山干せることから、戸建てでも同等の広さを求め、
1階ビルトインガレージ同様、ポリカーボネート製の屋根は全く考えておらず、構造体で屋根を作ることにしました。
まとめ
以上いかがでしたでしょうか?現役不動産営業マンだからといって、特別凝った家ではありません・・・
むしろ普通!
多少のこだわりはあったものの、間取りの取り方は、基本オーソドックスだと思います。
職業柄、デザインよりも売却のしやすさを考えて、少しでも売却しやすい間取りをどうしても考えてしまうのです・・・(泣)
万人受けしない、極端にデザインにこだわった間取りや、100㎡超え2LDK等、売却する時に売りにくい間取りも正直ございます。
「これからオンリーワンなおしゃれな家を建てるぞっ!」
という方には、今回の記事は参考にならなかったかもわかりませんが、将来的な売却を見据えるのであれば、参考にしていいかもっ!?
最後までお読みいただき、有難うございました。